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アメリカの家族価値

Fishyとの結婚を躊躇してたのにはアメリカのあの高い離婚率があった。でもよくかんがえると日本でももう離婚はめづらしくない。両親も一回ぐらい離婚してもいいから一回結婚してというではないか。お言葉に甘えてええーいと結婚した。
そんなことはどうでもいい。学校の課題のリサーチをしてるときにたまたまモラルと誠実さについての記事が目に入ったのでちょっとご紹介しよう。これはGordon B Hinckley がある学長さん(93歳)にインタビューしたときのもの。

「アメリカでは43%の初婚のカップルが離婚する。母親か父親、大抵、父親が結婚生活にうんざりして家族を去るのだ。家族を完全放棄して振り返りもしないケースが多い。離婚の多くは自己中心から始まる。結婚はロマンスばかりではなくどちらかというと、相手や子供の生活の心配ばかりだ。David McKay が「家庭でうまくやれないのによりよい生活などはない」と言っている。家族はもっと責任をもって子供を育てるべきだ。家族のよさなんて、デパートや車のセールスや保育所が勧めてくれるはずがない。家族の中の帰属感はお金では買えないからだ。」(Hinckley, G. B. (2003). Developing morals and integrity: Bridges to the future. Vital Speeches of the Day, 15.)

この家族の帰属のことを原文では a sense of belonging と言ってるんだけど、これ個人主義社会でも使うのね。と、ちょっとびっくりしたりホッとしたりした。日本も最近は個人主義化してるけど、もともと集団社会でこのSense of belongingってのは強く、これがないと社会の中では辛いものがある。集団社会のいいところは、集団で生活していかなければならないが為に他人に気を使ったり思いやったりすることで調和が取れるということ。逆に個人主義は自分がどれだけ達成感があったかということに注目が置かれる。だから自己中が多いと思い勝ちなのかもしれない。義父がマリエッジ・カウンセリングを終えたあと、「夫婦がお互いの道を譲らず、それぞれの目標を達成しようとすると結婚生活は必ずうまくいかない。」といっていた。夫婦がお互い自己中心的になってしまうとこのSense of belonging って当然、なくなるよね。

Fishyは夫婦はチームワークが大切と私に言う。Fishyは両親が子供のころに離婚していてこのSense of belonging を探そうとしてる気がする。私は今まで自分の両親にBelonging していたが、結婚してからFishyチームに入ることにした。来年から新しいチームメンバーが加わるに当たり、この家族の結束について考えることは多い。Fishyは「僕に家族ができる!」と喜んだ。子供は母親だけのモノではない。夫婦の責任なのだ。ついつい、お腹の中に入ってるから私のものみたいだけどね。さて、Fishy君、どうやって子供と関わっていくんだろう。Fishy、家族の価値を見出せるかな。

by scorners | 2005-03-25 14:51 | Just a thought
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セブ島で定住したかと思いきや日本に立ち寄り、今はカリフォルニア農園暮らし


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